KantanPro(WordPress版)開発の経緯

2004年、自営で看板業を営んでいた頃からFileMakerProでカンタンProを開発し使い始めました。当時、同業者のコミュニティに入っていて、友人知人にこのソリューションを紹介し、実際に提供したりしていました。

それが結構ウケたので、サイトでもダウンロード販売を開始したところ、結構なユーザーさんにお使いいただきました。しかし、時は流れ時代の変化とともにFileMakerProの限界を感じ始めました。

カンタンPro(FileMakerPro版)のデメリット

  • システムの更新をユーザーさんに提供できない
  • FileMakerProのインストール(購入)が前提になること
  • システムがだんだん複雑になりメンテナンスが困難になったこと
  • 複数のユーザーが同時にシステムを利用できないこと
  • レスポンシブ対応が(可能ではあるが)難しいこと

などなど、問題があって結局FileMakerPro版のサポートを終了しました。

KantanPro(WordPress版)のメリット

ユーザーさんに喜んで頂いていたこのシステムを「どこでも誰でも何人でも」使えるようにしたい。その思いからKantanPro(WordPress版)の開発に取り掛かりました。

FileMakerPro版と違ってWordPress版はWebの標準技術を使った開発となします。プログラミングは好きでしたが、カンタンPro(FileMakerPro版)と同等の機能を実装するとなるとかなりの口数がかかります。というか、そもそもWebの標準技術(特にPHP言語)を学び直さなければなりません。

これは一言で言うと「絶望的」な状態でした。半笑いになりながら「無理やな」と呟く自分がそこにいましたw

救世主 AIの登場で状況は激変!

そんな時、幸いにもAI が普及し始めました。「何やら自動でプログラミングしてくれるらしい」と言うことで早速使ってみることにしました。

これが凄い!本当に自動でプログラミングしてくれます。プロンプト(自然言語で要件を伝える)をAIに投げると、その要件を理解してコードを書いてくれます。

このAIを使い倒して、開発はグングン進みました。ハルシネーション(AIが間違えること)もありますが、以前と比べると100倍、いや、学習時間も含めると1000倍ぐらい捗ってます。

KantanPro(WordPress版)v1.3.6(beta)リリース!

そして本日、KantanPro(WordPress版)v1.3.6(beta)リリースに至りました。このバージョンの機能については後日詳細を書こうと思いますが、ざっと追加した機能を紹介します。

  • 旧カンタンPro(FileMakerPro版)の機能を80%ぐらい実現
  • 見積り〜請求書発行までワークフロー管理がスマートにできる
  • 少人数で運営している個人・フリーランス・会社さんの仕事効率化
  • 複数スタッフで同時利用
  • どこからでもアクセス可能
  • システムの更新を配布先に自動で提供

などなど、目標としていた機能はほぼ実現しています。

あとは、誰でもダウンロードしてお使い頂けるようにしたいと思います。

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